営業代行の導入を検討し始めると、多くの企業が気にするのが「最低何人・何時間から依頼できるのか」というロットの問題だ。大企業向けの大規模な導入だけでなく、スタートアップや中小企業が小さく試したいというニーズも増えている中、最低契約ロットの有無は会社選びの実務的な分かれ道になる。
最低ロットが設定される背景
営業代行会社が最低契約ロットを設けるのには理由がある。担当者のアサインや教育、稼働管理には一定の固定コストがかかるため、あまりに小規模な契約では採算が合わなくなってしまうのだ。そのため、月あたりの稼働時間や契約期間に下限を設けている会社は少なくないとされる。
ポイント:ロットの下限は会社の運営方針によって大きく異なる
一般的なロットの目安
契約形態によってロットの考え方は変わってくる。
| 契約形態 | ロットの目安 |
|---|---|
| 固定報酬型・専任担当 | 月1名・稼働数十時間程度からが多い |
| チーム型・複数名体制 | 一定人数以上の稼働を前提とすることが多い |
| 成果報酬型 | 最低契約期間を設けるケースが目立つ |
あくまで傾向であり、会社によって設定は大きく異なる。中には1名・短時間から柔軟に始められるプランを用意している会社もあるため、複数社を比較して確認するのが現実的だろう。
小規模から始めたい場合の考え方
まずは小さく試してから拡大したいという企業は多い。その場合、最低ロットの小さい会社を選ぶことに加えて、契約期間の柔軟性も確認しておきたい。仮に月間の稼働時間が少なくても、最低契約期間が半年や1年に設定されていれば、実質的な初期投資は小さくならない。ロットと契約期間の両方を合わせて確認する視点が欠かせない。
ロットが大きい契約のメリット
一方で、ある程度まとまった規模で契約することにもメリットはある。稼働人数が多ければ複数のアプローチを同時並行で試せるほか、代行会社側も専任チームを組みやすくなるため、ノウハウの蓄積が進みやすいという側面もある。単純に小さければよいというわけではなく、自社の営業課題の規模感に合わせてロットを選ぶ視点が大切だ。
よくある質問
Q. 1名・短期間からでも依頼できる会社はあるか A. 存在する。ただし全ての会社が対応しているわけではないため、事前に問い合わせて確認する必要がある。
Q. ロットが大きいほど料金は割安になるか A. 傾向としてはボリュームディスカウントが設定されている場合もある。ただし会社によって料金体系は異なるため、見積もり時に確認するのが確実だ。
Q. 契約途中でロットを増減させることはできるか A. 会社によって対応可否が分かれる。契約書に増減時の条件や手続きが明記されているか、契約前に確認しておくとよいだろう。
Q. 最低ロットが小さい会社を選ぶ際の注意点は A. ロットが小さい分、専任度合いが低くなり複数クライアントを掛け持ちする担当者があたる可能性もある。稼働体制についても併せて確認しておきたい。